そんな悩みを解決できる記事です。
この記事を読めば、コントラクトアドレスの概要、使い方、調べ方などについて知ることができますよ。
この記事では、コントラクトアドレスの概要から初心者にも分かりやすく紹介していますので、コントラクトアドレスの調べ方についてすぐに知りたい方は「コントラクトアドレスの調べ方」に飛んでくださいね。
コントラクトアドレスとは
仮想通貨に関係するアドレスは2種類あります。
通常の送受金に使うアドレスと「コントラクトアドレス」と呼ばれるアドレスです。
コントラクトアドレスとは、トークンの特定の情報や契約内容が記録された、そのトークン独自のアドレスです。
コントラクトアドレスには2つの役割があります。
トークンの識別
特定のトークンを正確に識別するために「コントラクトアドレス」が用いられます。
一般的に知られているBNBやETHのような大手の仮想通貨はアルファベット数文字の名称、いわゆる「ティッカーシンボル」だけで簡単に識別できます。
しかし、世の中には数千種類以上のトークンが存在し、全てのトークンをティッカーシンボルだけで区別するのは難しいのです。
コントラクトアドレスを使えば、マイナートークンでも正確に識別できるよ。
メタマスクに仮想通貨を表示
トークンを仮想通貨のウォレットに追加するときにコントラクトアドレスが求められます。
例えば、NFT取引プラットフォームのOpenSeaで$ETHを$WETH(polygonチェーン)に交換する際、$WETHを取得したとしても、それだけではメタマスクに$WETHの総額は表示されません。
メタマスクでpolygonチェーンの$WETHを表示させたい場合、polygonの$WETHのコントラクトアドレスを入力する必要があります。
コントラクトアドレスと送金アドレスの違い
「コントラクトアドレス」と「送金アドレス」は、見た目では区別がつかない異なる2つのアドレスです。
コントラクトアドレス
「契約」に関連するアドレスです。
コンピュータのプログラムが自動で取引を実行するためのアドレスと考えてください。
このアドレスは、仮想通貨を送金するためのものではありません。
よってこのアドレスに送金するとその仮想通貨は取り戻せなくなってしまうことがあります。
送金アドレス
仮想通貨を送受金するために使うアドレスです。
2つのアドレスは違うので、間違えないように注意が必要です!
特に仮想通貨を送るときには、コントラクトアドレスに送らないように気をつけましょう!
コントラクトアドレスと送金アドレスの見分け方
2つのアドレスはどうやって見分けるんだろう?
あるトークンアドレス(イーサリアムチェーン)が、コントラクトアドレスか送金アドレスかわからない場合、「Etherscan」というサイトで見分けれます。
青枠の部分にトークンのアドレスを入力し検索します。
下図のように「Contract」と表示されれば、そのトークンアドレスは「コントラクトアドレス」です。
「Address」と表示されれば「送金アドレス」です。
送金できない時の対処法
先程も言いましたが、基本的にコントラクトアドレスに送金することはできません。
しかし、MyEtherWalletなどの秘密鍵の付いているウォレットからであれば、コントラクトアドレスに送金する事ができます。
詳しい手順が知りたい方は、ICHIZEN CAPITALというサイトを見てみてください。
コントラクトアドレスが分かるサイト
コントラクトアドレスはどこで分かるんだろう?
コントラクトアドレスを知りたい方は、以下のサイトを使えば知ることができますよ。
CoinMarketCapかCoinGeckoを使うのがおすすめです。
なぜならCoinMarketCapやCoinGeckoは、トークンの価格・相場情報などが確認できる信頼性の高いサイトだからです。
各ブロックチェーンのトークンを知りたい方は、下記リンクから見れるよ。
コントラクトアドレスの調べ方
ここからCoinMarketCapでETHのコントラクトアドレスを実際に調べていきましょう。
①CoinMarketCapにアクセスし検索枠をタップ
②赤枠に調べたいトークンを入力
③イーサリアムのコントラクトアドレスを知りたいので「ETH」と入力
④赤枠の「概要」をタップ
⑤コントラクト一覧に各ブロックチェーンのコントラクトアドレスが表示
ここではBNBチェーンのコントラクトアドレスが表示されているが、他のブロックチェーンのアドレスを知りたいときは「その他」をタップ
⑥各ブロックチェーンのコントラクトアドレスが表示される
メタマスクにトークンを表示させる方法
コントラクトアドレスを使ってメタマスクにトークンを表示させてみましょう。
①メタマスクのアプリを開き「トークンをインポート」をタップ
②カスタムトークンをタップ
③ETHのコントラクトアドレスを「トークンアドレス」にコピペ
以上、コントラクトアドレスの調べ方とメタマスクにトークンを表示させる方法を紹介しました。
コントラクトアドレス使用時の注意点
コントラクトアドレスを使用する際に2つ注意点があります。
偽トークンの存在
本物に極めて似ている偽トークンが存在するので注意が必要です。
偽トークンを間違えて入手すると期待した収益を上げられないことが考えられます。
また、詐欺的な取引に巻き込まれ、お金を失う危険性もあります。
偽トークンを避けるために
だからこそ、トークンのオフィシャルサイトやSNSをしっかりと見て、正規のものであることを確かめましょう。
トークンをゲットするときは、公認のサイトや取引所からのみ入手し怪しいと感じるサイトや取引は控えましょう。
更に、そのトークンの評価やレビューをチェックして信用度の高いトークンを選んでください。
ブロックチェーンとコントラクトアドレスはセットで
同じトークンでもブロックチェーンが異なれば、コントラクトアドレスは異なります。
例えばETHの場合、下記のように異なるブロックチェーン上ではコントラクトアドレスが違います。
よって、トークンを使用する際にはそのトークンが所属するブロックチェーンとそのコントラクトアドレスを確認することが重要です。
例えば、ETHはEthereumチェーン上に存在し、Ethereumのスマートコントラクト上に実装されています。
そのため、Ethereumチェーン上で取引を行うためには、Ethereumチェーンのスマートコントラクトアドレスが必要であり、BNBやSolanaチェーンのコントラクトアドレスではダメなのです。
そのブロックチェーン専用のコントラクトアドレスを確認しないとだめなんだね。
コントラクトアドレスに関するよくある質問
ETHのBittrexやPoloniexなど海外取引所への送金ミスの原因は?
コントラクトアドレスにETHを送金していたことが大半を占めます。
BittrexやPoloniexの受取用アドレスと思っていたものが、実はコントラクトアドレスだったため送金できなかったケースが多いのです。
そして送金が失敗した場合、そのままETHを失う可能性も大いにあります。
このような悲劇を避けるために、そのアドレスが送金用アドレスなのかコントラクトアドレスなのか一度確認することをおすすめします。
まとめ
以上コントラクトアドレスについて紹介してきました。
コントラクトアドレスについて理解が深まりましたね。
最後にメタマスクで仮想通貨やトークンを管理したい人は、まず国内取引所で仮想通貨を買うことから始めましょう。
初心者には、めちゃくちゃ使いやすいコインチェックがおすすめです。
興味を持った人は、早速コインチェックの口座開設から始めてみましょう!
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